田久保真紀が辞意を撤回した理由3選

「結局、続けるの!?」
そんな驚きの声が広がる中、田久保真紀さんが辞意を撤回し、市長続投を宣言しました。
昔、「ダウンタウンのガキの使い」で、山崎邦正さんが“番組卒業”というテイで送別ムードを漂わせておきながら、最後に「山ちゃんやめへんで〜!」と堂々の続投宣言をする…そんな“壮大な茶番”みたいなコーナーがありましたよね。
あれ、まさに今回の展開と重なります。

ということで、理由は単純じゃありませんが、大きく3つに整理するとこうなります👇
①「辞めないで」の声が想像以上に多かった
会見で本人も語っていましたが、「応援してる」「やり遂げて」という声が予想以上に多かったようです。
SNSにも「今の改革は田久保さんじゃないと進まない」とか「市民が選んだんだから責任持ってやって」というコメントがちらほら。
責める声だけじゃなく、支える声も確かにあったんですね。
筆者はSEという立場から見ても、炎上プロジェクトを抱えてる時に「やっぱあの人が必要だよね」って言われると、不思議と頑張れたりします。
本人もきっとそういう空気を感じ取ったんだと思います。
②どうしても“やり遂げたい仕事”が残っていた
田久保さんの中で大きかったのが、「公約の実現」でした。
具体的には、
・新図書館の建設計画中止
・伊豆高原のメガソーラー計画を白紙に戻す
これ、本人にとっては「やり残したくない案件」だったようです。
会見では「市民の声で思い出した」とも話していました。
これ、プログラマの感覚でいうと「作りかけのプログラムを未提出のまま辞める」みたいなもんなんですよね。
気持ち悪いし、責任も感じるし、モヤモヤします。
たぶん田久保さんも「辞めたら中途半端になって、結局誰のためにもならない」と思ったんじゃないでしょうか。
③逃げずに説明を尽くすことが“責任”だと考えた
辞めてスッキリする選択肢もあったはずです。
でも田久保さんは、「自分の弱さが招いたこと」「だからこそ逃げずに説明する」と明言しました。
これ、けっこう覚悟いる判断です。
しかも百条委員会や学歴問題の調査が続いてるなかで、あえて辞めずに残るというのは、“開き直り”ではなく“腹をくくった”とも受け取れます。
どんな業界でも、失敗したときに「とりあえず最後まで責任取るわ」と言う人は信頼されます。
逃げずに説明する姿勢は、案外、人として信用を回復するチャンスになるんですよね。
この3つの理由が、田久保真紀さんが“辞めない”と決めた背景にあるようです。
学歴詐称問題の経緯と争点は?
田久保真紀さんの辞意表明と撤回の背景には、「学歴詐称問題」が深く関わっています。
ここでは、その経緯やポイントを整理していきます。
東洋大学「卒業」は事実と異なり「除籍」だった
そもそものきっかけは、選挙の際に公表していた「東洋大学卒業」という経歴が、実際には“除籍”だったという点です。
田久保さん自身が認めており、「最終学歴は除籍」と明言しています。
これが発覚した当初は、「あれ、ちょっと盛っただけ?」という空気もありましたが、政治家のプロフィールとしては非常に重大な問題。
なにせ「卒業」と「除籍」は、履歴書的にも社会的にも全く別物ですからね。
SE業界でも、職歴詐称や“できる言語を盛ってくる人”はたまにいますが、採用側にバレたら一発アウトです。
ましてや市長という立場なら、責任の重さは段違いです。
経歴詐称が明らかになったきっかけとは?
では、どうしてそれがバレたのか?
実は、市民からの情報提供がきっかけだったそうです。
「東洋大学に在籍記録がない」との指摘があり、調査を進めた結果、“除籍”の事実が判明。
しかも当初、田久保さんはこれを認めておらず、「卒業証書を紛失した」とだけ説明していました。
このあたり、対応のまずさが後手に回ってしまった印象は否めません。
技術者の世界でも、トラブルの初期対応がまずいと、それだけで信用を失います。
「隠そうとしてたのか?」と思われた時点で、もう炎上は止まりません。
政治の世界も同じで、最初にちゃんと説明してれば、ここまで問題が膨らまなかった可能性もあるんですよね。
では次に、その学歴問題に対して市議会が取った「百条委員会」という動きについて見ていきます。
百条委員会の動きと“卒業証書”提出拒否の波紋
学歴詐称問題が明らかになったあと、市議会は事態を重く見て、「百条委員会」を設置しました。
ここでは、その経緯と田久保真紀さんの対応について解説します。
「卒業証書」の提出拒否に憲法を根拠に反論
市議会からは、「卒業証書を提出してほしい」との要請がありました。
ですが田久保さんは、これを憲法第13条(個人の尊重・プライバシーの権利)を理由に提出を拒否しています。
この対応は賛否分かれていて、
「プライバシーっていうけど、公人なら説明責任があるのでは?」という批判もあれば、
「証拠がないなら認めたようなもん」と受け取る人もいました。
個人的には、SEとして行政機関とやり取りすることもありますが、「資料を出さない」という選択肢はほぼ通用しません。
それだけに、法解釈を盾にする姿勢は、ちょっと現実離れして見えたのも正直なところです。
百条委員会の証人尋問と今後の焦点は?
現在、百条委員会は田久保さんを含めた関係者から証人尋問を進めており、
学歴詐称が「意図的だったかどうか」「経歴を偽った責任の所在」などが焦点になっています。
市議会からは辞職勧告も出ていますが、あくまで勧告止まりであり、法的拘束力はありません。
ここで重要なのは、「嘘をついたこと」ではなく、「嘘を正当化しようとしていること」に市民が怒っているという点です。
このまま説明を尽くさずに進めば、市政自体が空中分解してしまう恐れもあります。
では、実際に市民はどう受け止めているのでしょうか?
SNSやリアルな声を見ていきましょう。
SNSでの反応と市民のリアルな声
辞意を撤回した田久保真紀さんに対して、市民の声は真っ二つに分かれています。
ここでは、実際にSNSで見られた声やリアルな反応をまとめてみました。
「辞めてほしい」「続投支持」真っ二つの世論
X(旧Twitter)などでは、以下のような意見が多く見られました👇
- 「嘘ついておいて居座るなんて、無責任すぎる」
- 「誠実に対応してると思う。もう少し様子を見ては?」
- 「市民をなめてるのか? 辞めるべき」
- 「逆風の中でも前に進む覚悟はすごいと思う」
完全に“支持派”と“批判派”に割れていて、コメント欄もかなり荒れている印象です。
特に「辞意撤回=開き直り」と受け取っている人は少なくなく、
「市長としての品格を失った」という辛辣な声もありました。
ただその一方で、「辞職すれば終わりじゃない。説明してから辞めるべき」という冷静な意見も根強いです。
エンジニア界隈でも、リーダーが問題起こしたとき、責任を取るだけじゃなく“その後のフォロー”が評価されることがあります。
田久保さんに求められているのも、きっと「辞めるかどうか」より「どうやって信頼を回復するか」なんでしょうね。
今後の市政に対する市民の不安と期待
問題がこれだけ表に出ると、市政そのものへの信頼も揺らぎます。
SNSには、
「伊東市って今どうなってるの?何も決まらなさそう…」
「こんな状態で予算とか通るの?」
といった“市政ストップ”への懸念が広がっています。
市民としては、「ちゃんと説明して」「これからどうするのか見せて」というシンプルな要求があるだけなんですよね。
この先、田久保真紀さんがどう行動し、信頼を取り戻せるのか。
それが市政の未来を左右する大きな鍵になりそうです。