高雄右京さんが死去…心筋梗塞が死因と発表
漫画家の高雄右京さんが、2025年6月30日に心筋梗塞で亡くなられたことが、ご家族のSNS投稿で明らかになりました。
突然の知らせに、昔からのファンや関係者の間に動揺が広がっています。
訃報を伝えたのは家族のX(旧Twitter)投稿
高雄右京さんの死去が公表されたのは、7月5日。
X(旧Twitter)の公式アカウントに、ご家族の文章が投稿されました。
「心筋梗塞で6月30日に永眠しました」
「葬儀は家族のみで執り行いました」
「応援してくださった皆さま、ありがとうございました」
——投稿は、静かで温かく、どこか優しいものでした。
この短い文章の中に、長年の活動と感謝、そして静かな別れが詰まっていた気がします。
昔、電撃大王の片隅で見つけた可愛らしい作風のページが、脳裏に蘇ってきました。
高雄右京さんのプロフィールと年齢まとめ
出身地は広島県、年齢は?
高雄右京さんは、広島県出身の漫画家です。
年齢は48歳でした。
この世代って、アナログとデジタルのちょうどはざまに生きてきた人たちなんですよね。
だからこそ、紙の漫画にこだわりを持っていたのかもしれません。
「デジタルで描けばラクじゃん」なんて思ってた若い頃の自分に、高雄さんの作品を見せたら絶対黙ります。
そういう“手間のかかるやさしさ”が詰まった作品が多かった印象です。
イラストレーターのさがのあおいと結婚していた
二人の結婚が公に知られているのは、かなり珍しいケースです。
同じクリエイター同士で、刺激し合いながら作品づくりをしていたのかもしれませんね。
あの温かくて繊細なタッチは、きっと家庭の空気ともリンクしていたんだろうなと、勝手に想像してしまいました。
では次に、学歴と経歴について掘り下げていきましょう。
高雄右京さんの学歴と経歴がすごい!
高雄右京さんは、ただの“絵がうまい人”ではありません。
アートの道をきちんと学び、社会人としての経験も積んでから漫画家になったタイプです。
武蔵野美術大学卒、ファルコム勤務歴も
出身大学は、なんと「武蔵野美術大学」。
美術系の名門ですね。
さらに、日本ファルコムでゲームグラフィックを担当していた時期もあったそうです。
ファルコムといえば、あの名作「イース」シリーズなどで知られる老舗ゲームメーカー。
そこのビジュアル担当だったとは…キャリアがガチすぎます。
いわば“プロの中のプロ”。
漫画家としてのデビュー前から、しっかりと土台ができていたんですね。
デビュー作と「ママグル徒」サークルの活動
高雄右京さんの商業デビューは、1996年に「すさめ!ホロコースターズ」という作品から。
同人誌の世界でも「ママグル徒(ままぐると)」というサークルを運営し、意欲的な活動を続けていました。
名前の由来が乳酸菌飲料の「ママグルト」なのも、なんかユーモラスで好きです。
筆者のようなエンジニアの目線だと「こんなに技術持ってるのに、ネーミングゆるいのかよ…」ってツッコミ入れたくなりますけど、そこがまた人間味ですよね。
次は、その技術とセンスが光る代表作についてご紹介します。
高雄右京さんの代表作と作風を振り返る
高雄右京さんの作品といえば、「To Heart」や「マブラヴ」などのコミカライズで一世を風靡しました。
特に90年代後半〜2000年代前半に青春時代を過ごした人には、ドンピシャなはず。
『To Heart』『マブラヴ』などのコミカライズ作品
「To Heart」のコミカライズ版は、あの時代のオタクたちのバイブルみたいな存在。
「この絵が一番キャラに合ってた」と今でも語られることもあります。
さらに「マブラヴ」や「宇宙人プルマー」など、SF要素を取り入れた作品でも根強い人気がありました。
こういうジャンルを横断する漫画家さんって、技術だけじゃなく“感覚”が柔軟なんですよね。
設定もセリフもクセがなくて、スッと読める作品が多かった印象です。
萌え・ぷに絵から成人向けへの作風の変遷
当初は“ぷに系”と呼ばれる可愛らしいキャラクターを描いていましたが、時代の流れに合わせて、成人向け作品にもシフト。
しかも頭身が高くなり、タッチも洗練されていくという変化も。
エンジニアの世界でもそうですが、変化に対応できる人って本当に強いんですよね。
古い作風にしがみつかず、時代を読んでアップデートしていく姿勢には脱帽です。
続いては、そんな高雄右京さんに寄せられたファンや関係者の声を紹介します。
ファンや関係者からの追悼コメントまとめ
訃報が伝わるやいなや、X(旧Twitter)には多くのファンがコメントを寄せていました。
そこには、思い出と感謝、そして驚きと寂しさが詰まっていました。
SNSで寄せられた哀悼の声
「To Heartの漫画、何度も読んだ」
「ZIPで読んでたなぁ…懐かしい」
「かわいい絵だったな…」
こうした投稿が、次々とタイムラインに流れていました。
高雄右京さんの作品が、どれだけ多くの人に届いていたかがよくわかります。
同世代の作家や読者の反応
中には、「同じ時代に活動していた作家仲間です」という投稿も。
「少し若い世代だったけど、あの熱気を共有していた」との声もありました。
こうやって、作品を通して“時代の空気”をつくっていたんだなと思うと、本当にすごいですよね。
クリエイターとしても、人としても、多くの人に影響を与えてきたことは間違いありません。