MENU

スパチャキャンセル被害が続出!配信者が赤字になる理由と対策は?

  • URLをコピーしました!
目次

スパチャキャンセル被害が続出!なぜ今こんなに騒がれているの?

スパチャキャンセル問題がSNSを中心に大きく話題になっています。

とくにVTuber界隈では「借金を背負うことになる」「もう配信するのが怖い」といった切実な声が相次ぎ、多くの視聴者や関係者が注目する事態になっています。

この記事では、そもそもスパチャキャンセルとは何か、なぜこれほどまでに騒がれているのかを、現役の40代システムエンジニア視点も交えながら紐解いていきます。

まずは、このスパチャ騒動の中心にある「スパチャキャンセル」自体の仕組みと、実際にどんなケースが起きているのかから見ていきましょう。


VTuberを中心に起きている「スパチャキャンセル」とは

スパチャキャンセルとは、YouTubeのライブ配信中に送ったスーパーチャット(有料メッセージ)を、後から視聴者側がキャンセル・返金申請する行為のことです。

キャンセルの理由はさまざまですが、中には「誤操作でした」「子どもが勝手にやった」などの言い訳が多く、クレジットカード会社を通じて取り消されるケースが目立ちます。

配信者が受け取ったはずの収益があとから“なかったこと”になるわけですね。

筆者の知人である40代SEの中村さんも、技術系の配信を副業でしている中で「1万円のスパチャが後日取り消された経験」があるそうです。

しかも、YouTubeからの通知が来たのは数日後。

中村さん曰く、「そのスパチャで新しいマイクを買ったばかりだったから、一瞬時が止まった」とのこと。

正直、冗談じゃない話ですね。

YouTube側ではチャット欄からの表示削除と、金銭的なキャンセルが別物という構造になっているため、表面上は普通に「スパチャありがとう」と感謝して配信を終えても、数日後にキャンセルされるリスクがあるという落とし穴があるんです。


SNSでは「これはもう嫌がらせの道具」とまで言われており、特にVTuberの間でこの被害が相次いで報告されています。

たとえば水瀬月乃さんという配信者は、誕生日配信で大量のスパチャとメンバーギフトを受け取ったものの、後から一部が取り消され、なんと収益がマイナスに。

この出来事を受けて「今後はスパチャをブロックする」とまで語っています。

正直、こんなことが続けば、配信者のメンタルにも収益にも深刻な影響が出ますよね。


配信者が赤字になる理由とは?YouTubeの手数料と仕様の落とし穴

スパチャがキャンセルされたときに、なぜ「配信者がマイナスになる」という深刻な問題が起こるのでしょうか?

そのカギはYouTube側の収益構造にあります。

YouTubeのスーパーチャットでは、視聴者が送った金額のうち約70%が配信者に支払われ、30%はYouTubeの手数料として差し引かれます。

ここまでは普通の収益配分です。

ただし、問題はキャンセル時。

中村さんが遭ったケースでも、視聴者からのスパチャ1万円が後日キャンセルされたにもかかわらず、手数料3,000円分は返ってきませんでした。

つまり、配信者が全額を返金し、手数料分は自腹という理不尽な構図です。

これがスパチャキャンセルの一番の闇ですね。

しかもこの手数料、銀行手数料のように「実費負担」として残るわけではなく、**“なかったはずの売上”に対して発生するペナルティ的なもの”**と感じられるほどです。

中村さんは「いやこれ、システムのバグって言っていいレベルだよね」と笑ってましたが、笑えません。

次は、スパチャってそもそも本当にキャンセルできるの?という疑問に答えていきます。


スパチャキャンセルは返金可能?YouTubeのルールと対応方法

YouTube公式としては、**スーパーチャットは基本的に「返金不可」**と明記されています。

しかし、現実には**クレジットカード会社や決済サービスを通じた「チャージバック(強制キャンセル)」**が存在します。

特に「子どもが勝手に使った」「盗難カードだった」などの理由があると、決済会社側が配信者への入金をキャンセルします。

ここがYouTubeの弱いところ。

中村さんの知人で、Googleに直接問い合わせた人もいるそうですが、対応は「決済側次第」「YouTubeではどうにもできません」との冷たいテンプレ回答だったようです。

いくら視聴者が悪用したとしても、YouTube側のポリシーでは視聴者保護が優先されるような印象を受けますね。

対処としては、以下のような流れになります:

  • Googleサポートに「収益の異議申し立て」を提出
  • コメントや配信録画を証拠として提出
  • クレジットカード会社の対応を待つ

つまり、“待つだけ”状態です。

次の章では、悪意ある視聴者による“スパチャ詐欺”の実態を掘り下げます。


スパチャキャンセル詐欺の実態!視聴者が悪用する手口とは

本当に困るのが、スパチャキャンセルを“わざと”やっている視聴者の存在です。

たとえば、中国発行のデビットカードを使って、決済後すぐにチャージバックを成功させるという、なんとも巧妙な手口が報告されています。

これはもはや“詐欺”。

視聴者が得することはなくても、配信者にマイナスを与えられる「嫌がらせ行為」として横行しています。

水瀬月乃さんも、「メンギフ50件をまとめてキャンセルされた」と告白しており、明らかに意図的な悪意を感じます。

さらにやっかいなのが、未成年を装って返金申請を通すケース

中村さんは、今後の配信では「スパチャ読み上げの際に“未成年ではないことを確認しますね”と一言入れるようにしている」と言っていました。

これだけでも、あとから異議申し立てが通りやすくなるらしいです。

ちょっとした一言でも、配信者自身を守る手段になるんですね。

では、どんな対策をすればこの問題を防げるのでしょうか?


配信者ができる対策とは?Supersオフや予防策を徹底解説

配信者が取れる対策として、まず有効なのが**「Supers機能の一時オフ」**です。

これはYouTube Studio内の「収益化>Supers」から設定できて、記念配信や大型イベントの時だけスパチャをオフにするという運用ができます。

また、スパチャの上限金額をあらかじめ告知し、高額投げ銭を控えてもらう工夫も効果的です。

中村さんは、「今は配信告知に“スパチャは任意です。高額はお控えください”と必ず書くようにした」と話していました。

この“事前に線を引く”という姿勢が、リスクを減らす第一歩になりそうです。

さらに、配信後にGoogleアナリティクスやStudio上の入出金明細を突合して、怪しい動きを見つけるという方法もあります。

結局のところ、「お金を扱う」という意識をしっかり持つことが何よりも大切です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次