千里馬啓徳のプロフィール｜出身地・年齢・本名など基本情報まとめ
千里馬啓徳さんと聞いて、ボクシング通なら「ああ、あの人ね」と思い当たる方もいるかもしれません。
でも、最近ニュースで名前を見かけて気になった人にとっては、「この人、一体どんな人物だったの？」というのが正直なところでしょう。
そんな方のために、まずは千里馬啓徳さんのプロフィールをわかりやすく整理していきます。
ここでは、出身地や年齢、本名などの基本情報を紹介しながら、「どうしてこの人が今注目されているのか」を紐解く入口にしていきますね。
ボクシングの世界だけじゃなく、長いキャリアの中でどう生きてきたのか、少しずつ探っていきましょう。
千里馬啓徳の本名・年齢・出身地は？
千里馬啓徳さんの本名は、金啓徳（キム・ゲドク）さんです。
1957年10月25日生まれで、現在の年齢は67歳（2025年時点）になります。
出身地は兵庫県神戸市中央区で、在日朝鮮人3世として日本で生まれ育ちました。
このプロフィールだけを見ると、普通の日本育ちの格闘家のように見えるかもしれません。
しかし、実際には彼の背景には多文化的なルーツがあり、そのあたりも彼のキャリアに深く関わってくるんですね。
ちなみに、筆者である私は仕事がシステムエンジニアでして、日々エラーと戦いながらコードを書いてます。
そんな職業柄、どうしても「人物データを見ると全体像を把握したくなる」癖がありまして。
千里馬啓徳さんのデータを初めて見たとき、「ボクシングだけでなく、教育者や経営者としての側面が強い人だな」とすぐにピンときました。
それにしても、「千里馬（チョルリマ）」というリングネーム。
韓国・北朝鮮文化に詳しい方ならピンと来るかもしれませんが、これは“千里を駆ける馬”という伝説の生き物に由来しています。
つまり、自らの戦いぶりにそのスピードや強さを重ね合わせた名前なんですね。
こういうネーミングのセンスからも、千里馬啓徳さんの自己ブランディング力が垣間見える気がします。
千里馬啓徳の趣味や人物像について
千里馬啓徳さんについて調べていると、ボクシングの実績だけでなく、人柄に惹かれるエピソードがちらほら出てきます。
本人が語った趣味についての情報はあまり多くは残っていないものの、昔から人前に出るのが好きだったことや、選手時代から「見られること」に強い意識を持っていたと言われています。
若い頃は神戸朝鮮高級学校でバスケ部に所属し、社会人クラブでも活躍していたことから、身体を動かすことに対してのこだわりと誇りが感じられますね。
また、指導者になってからの千里馬啓徳さんは、かなり熱血なタイプだったようです。
選手の試合が終わると、まるで自分の試合のように感情を爆発させる場面も多かったとか。
個人的に、熱量の高い指導者ってちょっと羨ましいんですよね。
自分の職場では淡々とミーティング、静かに仕様書、爆発するのはバグくらいなもので…。
千里馬啓徳さんは、選手一人ひとりの人生に寄り添うようなスタイルで、ただの“指導”を超えた“人生の応援”をしていたように感じます。
一方で、そういった強い個性が裏目に出ることもあったのかもしれません。
良くも悪くも、「情熱的な人物」という一言では片づけられない多面性がある方です。
次は、千里馬啓徳さんの現役時代にスポットを当てて、どんな成績を残してきたのかを振り返ってみましょう。
現役時代の戦績と日本王者としての実績
千里馬啓徳さんのボクシングキャリアは、決して派手さ一辺倒ではありませんが、じっくり見るとかなり濃い内容なんです。
21歳でプロデビューし、1983年には日本ミドル級王座を獲得。
それから2年間で5度の防衛を果たし、第34代日本ミドル級チャンピオンとしてその名を残しました。
20戦12勝（7KO）8敗という戦績をどう見るかは人それぞれですが、KO率を見るとパンチ力も相当あったことがわかりますね。
正直言って、40代の筆者の目線でこの数字を見ると、「毎日この強度のタスクやってたら心折れるな…」って思います。
業務で何か1つ成果出すのにヒィヒィ言ってるのに、リングでは一発で勝敗決まる世界ですから。
また、1984年にはアメリカでも試合をしていて、クリントン・ロングマイヤーという相手を4回KOで下す快挙も達成。
このエピソード、地味にすごいです。
「千里馬＝千里を駆ける馬」の名の通り、まさに日本から海を越えて突進した男という感じですね。
こうした現役時代の実績を土台に、のちに名トレーナーとしての道を歩むことになります。
引退後に設立した千里馬神戸ジムの歴史
1986年、千里馬啓徳さんは現役を引退してすぐ、「千里馬神戸ボクシングジム」を立ち上げました。
これは当時としてはかなりのスピード感で、よほど指導者としての熱意があったんだろうなと思います。
このジムの最大の功績と言えば、やっぱり長谷川穂積さんを世界王者に育てたことでしょう。
世界3階級制覇って、まさに日本ボクシング界のレジェンド級。
そういった選手が巣立っていったという事実だけでも、ジムの存在感がうかがえますよね。
ただの選手育成施設ではなく、まるで“人生を変える道場”のような場所だったのかもしれません。
40代の筆者としては、後進の育成って本当に難しいなと日々感じてます。
技術だけじゃなく、メンタルもモチベーションも見なきゃいけない。
それに比べて千里馬啓徳さんは、素人の警察官をトレーナーに育てたり、海外で試合経験のない選手を世界ランカーに押し上げたりと、まさに“プロデューサー気質”全開でした。
その手腕は、一言で言えば“人を見る目がある”。
ジムの中には“千里馬イズム”とでも呼べる熱量があったのでしょう。
千里馬啓徳の逮捕理由とは？報道された容疑の詳細
わいせつ容疑の背景と状況
2025年6月、千里馬啓徳さんに関する報道が世間をざわつかせました。
内容は、2024年8月に自身が会長を務めるボクシングジムで発生した「不同意わいせつ」の疑いによる逮捕というもの。
報道によると、ジムに営業で訪れた女性に対し、身体的な接触を行ったとされています。
警察の発表では、当時ジム内には2人しかおらず、女性の勤務先から相談が寄せられたことがきっかけで調査が始まったそうです。
この件について、千里馬啓徳さん本人は「まったくやっていない」と容疑を否認しているとのこと。
事実関係はまだ調査中であり、報道内容がすべて真実とは限らない点も踏まえて慎重に受け止める必要があります。
一社会人として感じるのは、どんなに過去に功績があっても、社会的立場のある人ほど一つの出来事で全てがひっくり返るリスクがあるということ。
とくに“人に信頼される立場”にいる人がこうした疑惑を持たれると、その影響は計り知れません。
ネット社会では情報が独り歩きしやすく、真偽が確定する前からイメージが固まってしまう怖さもあります。
この件についても、冷静に、事実が明らかになるのを待つ姿勢が大切だと感じますね。
本人の供述と警察の捜査状況
報道によれば、逮捕後の取り調べで千里馬啓徳さんは「まったくやっていない」と容疑を全面的に否認しているそうです。
警察は、被害を訴えた女性の勤務先からの相談をきっかけに捜査を開始し、現場での状況確認や聞き取りなどを行ったとされています。
具体的な証拠や映像記録の有無については、現時点では公表されていません。
こうした事件は、主張が食い違うことが多く、最終的な判断は司法の手に委ねられることになります。
もちろん、どちらの立場に立っても断定的な言葉を使うことは避けるべきですし、千里馬啓徳さんが無罪を主張している以上、公平な視点が求められます。
このような状況を見ると、40代のサラリーマンとしても他人事じゃないなと感じます。
立場がある人ほど、日常の言動ひとつで取り返しのつかない展開になってしまうこともあるわけです。
たとえ誤解だったとしても、そのイメージの修復には長い時間がかかる。
千里馬啓徳さんのこれまでの功績がどう評価されるかも、今後の経緯次第で変わってくるかもしれません。
長谷川穂積との関係性｜師弟関係とジムの関わり
長谷川穂積さんといえば、世界三階級制覇を成し遂げた日本ボクシング界のスーパースター。
そんな長谷川さんの原点が、実は千里馬神戸ジムにあるというのは有名な話です。
ボクシングを始めた頃、長谷川穂積さんが所属していたのが千里馬啓徳さんのジムであり、プロデビュー前からその指導を受けていたそうです。
千里馬啓徳さんは、技術だけでなく精神面でも厳しく育てたといわれていて、ジムでは“怒鳴るけど愛があるタイプの親方”だったという証言もあります。
長谷川穂積さんが大成していく中で、ボクシングスタイルの基礎がこのジムで形づくられていたことは間違いありません。
私も技術職なので、「型をつくる」ってどんな世界でも本当に大事だと感じます。
プログラミングで言えば、最初に書き方を変なクセで覚えるとあとが大変。
それと同じで、長谷川さんにとって千里馬神戸ジムは“正しいフォーム”を叩き込まれた場所だったのでしょう。
後に長谷川さんは真正ボクシングジムに移籍しますが、千里馬啓徳さんとのつながりは、その後もしばらく続いていたと言われています。