
家族がXで発表した訃報の内容
2025年10月14日、X(旧Twitter)にてnoppoさんの家族が訃報を投稿しました。
投稿内容はとてもシンプルで、温かさの感じられるものでした。

この投稿はすぐに拡散され、X上では多数のプロゲーマーやファンが追悼のコメントを寄せていました。
ちなみに、筆者もeスポーツ界隈には古くから注目していた身として、この投稿を見たとき、正直スマホを落としそうになりました。
「え、うそでしょ…?」って声が出たのを覚えています。
長年ゲームを仕事にしてきた人間として、noppoさんの存在は、”ストリーマーでもプロでもない、真の競技ゲーマー”の代表格だったと思います。
この投稿が心にグッとくるのは、noppoさんが本当に「ゲームを愛していた」ことが伝わるからかもしれませんね。
死因は公表されている?病気や事故の可能性は?
結論からいうと、死因についての公式な発表はされていません。
家族の投稿でも、詳細には一切触れられていないため、病気なのか、事故なのか、それとも別の事情なのかは分かっていません。
ただ、Xではファンの間でさまざまな憶測が飛び交っています。
中には「長年、身体を酷使していたのでは?」「精神的にきつい時期があったのでは?」といった声も見られました。
筆者としては、こういうときはあまり詮索しないほうがいいと感じます。
亡くなった理由よりも、どう生きて、どんな影響を与えてくれたかのほうが、後世に語り継がれるべきじゃないかなと。
昔、自分の職場の先輩が急逝したときも、最初は原因ばかり探っていましたが、最終的に思い出すのはその人の「仕事ぶり」や「言葉」なんですよね。
noppoさんも、まさにそんな存在でした。
次は、ファンや業界関係者からの反応を紹介します。
ファンやゲーマー界の反応まとめ
X上では、訃報の発表後すぐに「#noppoさん」がトレンド入りし、追悼のメッセージが国内外から寄せられました。
プロゲーマーたちはもちろん、過去に大会で一緒だった選手、解説者、さらには一般のゲーマーまで、本当に幅広い層から「ありがとう」の言葉が飛び交っていました。
筆者の周りでも、「昔、CSでnoppoさんに憧れてた」「ZYGENのマウス、今でも使ってるよ」なんて話をする同僚がちらほら。
中には、「リアルで一度話したことがある。めちゃくちゃ気さくな人だった」なんて羨ましいエピソードも聞きました。
こうした声を見るにつけ、noppoさんがどれだけ人に影響を与えてきたか、しみじみと実感させられます。
では次に、noppoさんの基本プロフィールをチェックしてみましょう。
年齢やプロフィールを紹介!37歳で逝ったeスポーツ界のレジェンド
noppoさんがどんな人だったのか、まずは基本情報からご紹介します。
ゲーマーとしての顔だけでなく、人となりが分かる内容もピックアップしました。
生年月日や本名など基本情報まとめ
- 名前:noppo(本名:谷口純也)
- 生年月日:1987年12月31日
- 出身地:東京都
- 享年:37歳(2025年10月14日没)
こうして見ると、まだまだこれからという年齢です。
筆者と同年代ということもあって、正直ショックが大きかったです…。
幼少期からゲームとの関わりについて
最初に触れたゲームは「ゴールデンアイ 007」(NINTENDO64)だったそうです。
懐かしいですね、僕…じゃなかった、筆者も大学時代にめちゃくちゃハマりました(笑)
中高生の頃には『Lineage』や『Counter-Strike NEO』をプレイし、すでに大会で優勝経験も。
当時からただの“ゲーマー”じゃなかったのが分かります。
性格や好きなものなど人となりがわかるエピソード
好きなアーティストがケツメイシやDavid Guetta、
好きな料理が日本食・中華・タイ料理、
好きな漫画が「闇金ウシジマくん」「キングダム」など、
なんというか、めちゃくちゃ“人間くさい”人だったんだなって感じました。
一言で言えば、ゲームに本気で向き合いながら、人生もちゃんと楽しんでた人って印象です。
圧巻の経歴!Counter-StrikeからVALORANTまでの歩み
noppoさんの経歴は、日本のeスポーツ史そのものといっても過言じゃありません。
Counter-Strikeから始まり、VALORANTに至るまでの道のりは、まさに”伝説”の二文字にふさわしい内容でした。
Counter-Strike時代の伝説的プレイと世界大会戦績
Counter-Strike1.6の黎明期から活躍していたnoppoさん。
AXG、4dN.PSYMIN、Speederなどの有名チームでプレイし、WCG、ESWCなど国際大会にも日本代表として出場してきました。
特に印象的なのは、2012年のAsia e-Sports Cup決勝。
「壁抜きによる3連続キル」は今でも語り継がれていて、筆者もYouTubeで何回も見返しました。
解説の「とんでもないプレイが出てますよ今!」という名フレーズもセットで有名です。
正直なところ、CSのプレイヤーとしては日本トップクラスどころか、アジア圏でも稀なレベルだったと思います。
VALORANTではZETAやJadeiteで活躍
VALORANTでも、その才能は健在でした。
Jadeiteでコーチに就任し、VCJ 2023 Split2では準優勝へ導くなど、戦術的な指導にも定評がありました。
2024年からはSCARZに移籍し、さらに活動の幅を広げていましたね。
ZETA DIVISIONとの関係も深く、FPS界の”伝道師”的なポジションにいた印象です。
個人的には、VALORANTという新たな土俵でもしっかり爪痕を残しているあたり、職人肌だけど変化に強い人だったなぁと感じました。
国内外から評価された「とんでもないプレイ」とは
CS時代のクリップがHLTVやRedditで話題になったことも何度もあります。
その中でも、壁越しの”予測撃ちヘッドショット”には、筆者のエンジニア脳もビビりました。
あれってもう、反射神経+戦術理解+経験値の3つが極限まで融合してないとできない芸当なんですよね。
たとえるなら「設計書を読まずに、完成したシステムのバグを予測して修正する」くらいスゴい(笑)
このあたりでnoppoさんが「天才」と呼ばれる理由もよく分かります。
次は、プレイヤーから指導者へと進化したnoppoさんの「コーチ」としての活躍に迫ります。
コーチとしての活動とZETA加入後の功績
プレイヤーとしてのキャリアに区切りをつけた後、noppoさんはコーチ業に転身。
それもまた自然な流れのようで、実力だけじゃなく人間的な魅力も大きかったように感じます。
JadeiteやSCARZでの指導実績まとめ
2021年にJadeiteのVALORANT部門ヘッドコーチとして就任。
その後、2024年からはSCARZに移り、選手たちと共に戦術を練る日々を送っていました。
筆者が印象的だったのは、「コーチになっても、現場感覚を絶対に忘れてなかった」ところ。
試合後のコメントやインタビューでも、めちゃくちゃ具体的な話をするんですよね。
まるでシステム開発におけるPM(プロジェクトマネージャー)が、エンジニア目線でデバッグの話してる、そんな感じ。
「ちゃんと見てる人」だったんだなぁとしみじみ思います。
VCJ準優勝に導いた監督としての手腕
JadeiteをVCJ準優勝へ導いた2023年シーズンは、まさに「復活の年」でした。
試合ごとの選手交代やピック戦略など、見る人が見れば「これ、頭使ってるな」と唸る采配の数々。
表に出るより、裏方で支えるタイプだったようですが、それでも結果で存在感を示せるのがnoppoさんらしさだと思います。
若手育成にも力を注いだ理由
noppoさんは「次の世代を育てる」ことに本気だったといいます。
ZYGENで若手と一緒にデバイスを作ったり、SNSでアドバイスを投げたり…。
筆者の業界にも「教えたがるベテラン」は多いですが、押し付けずに引き出す人ってなかなかいないんですよね。
noppoさんは、まさにそんな貴重な存在だったと思います。
デバイスブランド「ZYGEN」立ち上げの裏側
eスポーツ選手としてだけでなく、ハードウェア開発者としても名を残したnoppoさん。
その象徴が、自身のデバイスブランド「ZYGEN(ジゲン)」です。
筆者の周りでも、このマウスを使ってる人、意外と多いんですよ。
ZYGENの始まりとコンセプト
ZYGENは、プロゲーマーとしての知見を活かして「本当に使いやすいマウスを作る」という信念のもと設立されました。
パートナーは、世界的に有名なデバイスメーカー「VAXEE」。
「派手な機能より、勝つための精度と持ちやすさ」というコンセプトは、筆者のようなシステムエンジニアにも通じるものがありまして。
いくら高性能でも、実際に“触って気持ちいいか”が一番大事なんですよね。
仕事でマウスに触れる時間が長い職業柄、この考え方には強く共感していました。
自身の名を冠したゲーミングマウス「NP-01」シリーズ
「NP-01」シリーズは、まさにnoppoさんの理想を形にした製品です。
形状、センサー、重さ、滑り具合…すべてに理由がある。
ファンの間では「CSプレイヤーのためのマウス」と呼ばれていて、VALORANT勢からも評価が高かったですね。
筆者もサンプル品を触らせてもらったことがあるんですが、マジで“手に吸い付く”感覚でした。
しかも、ロゴの主張が少なくてミニマル。控えめだけど芯がある、まさにnoppoさんらしさ全開です。
VAXEEとの協業や製品へのこだわり
VAXEEとのコラボでは、**「使う人を想像した設計」**が徹底されていたのが印象的でした。
ちょっと変わった視点ですが、筆者としては「開発とUX(ユーザー体験)の完璧な融合」だと思っています。
それはまるで、ガチゲーマーがUIデザイナーになったような世界。
エンジニア目線から見ても、このプロダクト開発の姿勢は本当に学ぶことが多いです。