百田尚樹が語った「大阪女性は10人中9人ブス」の発言内容とは?

北海道・北広島駅前で行われた街頭演説中、百田尚樹さんの発言が大きな話題になっています。
そのひと言がこちら。
「札幌は美人が多い。大阪なんか歩いとったら、10人中9人はブスですよ!」
さらに、「街宣してても嫌になってくるねん」と続け、最後には
「手を振ってくれる子はたいてい美人なんですよ」なんてコメントも。
……これは、軽口のつもりだったのかもしれませんが、SNSでは「大阪の女性を敵に回してどうすんねん」と総ツッコミ。
しかも百田さん自身、大阪出身。まさかの“地元下げ”でネットはざわつきました。
北海道の街頭演説で飛び出した“問題発言”の全貌
当日は、野球の試合もあって駅前は人でいっぱい。
そんな中、街宣車の上から百田尚樹さんがテンション高めに語りかけました。
「札幌は美人が多い!大阪は9割ブスや!もう演説するのもイヤになるわ〜」という軽快なトーク。
現場では笑い声も上がっていたようですが、それを見ていた人たち全員が“うんうん”と頷いていたわけではなさそうです。
今の時代、発言は即ネットに飛び火します。
その場の空気感では笑えても、SNS上では“ただの暴言”に見えてしまうこともあるんです。
なぜ札幌を美人、地元・大阪をブスと比較したのか?
この発言、関西特有の“自虐ノリ”にも見えます。
大阪の人が「うちらブサイク多いねん」って笑いながら言うのは、わりと日常です。
ただ今回はタイミングがまずかった。
選挙中ということもあり、聞いてる人たちはシビアに受け止めました。
ルッキズム(=見た目差別)に敏感な時代です。
たとえネタでも、政治の場で“外見ネタ”を出すと、一気に炎上するリスクがあります。
現役システムエンジニアとしては、この発言を「本番環境でやらかしたテスト漏れバグ」って感覚で見てました。
気軽なつもりで話した一言が、後から取り返しのつかないバグになる――そういう意味では、言葉もコードもよく似てます。
炎上必至の発言、その真意は?あえて「身内下げ」を選んだ理由
百田尚樹さんの発言、単なる暴走トークではなく「狙ったもの」だったのでは?という見方もあります。
実は過去にも、大阪のことをネタにしたり、自身の出身地を軽くいじる発言をしてきた百田さん。
これは一種の“身内イジリ”であり、関西人特有の「笑いの美学」に基づくものとも言えます。
百田尚樹の“自虐ネタ戦略”とは何か
大阪をけなす発言、実は「自己紹介ギャグ」の一種でもあるんです。
関西圏では「うちらアホやしな〜」「大阪ってホンマどうしようもないわ」みたいなノリがよくあります。
百田さんの場合、それを“選挙演説”の場でも使ってしまった。
それが、政治的発言としては不適切だったわけです。
あえて“地元下げ”を入れることで、親近感や笑いを取る──
そういう意図が見え隠れしていますが、さすがに今回は滑った感は否めません。
炎上マーケティング?笑いを取るための犠牲とは
ネット界隈では「これは炎上狙いのプロレス発言では?」という声も。
確かに、話題にはなっています。テレビにもネットニュースにも取り上げられました。
つまり、名前を売るという目的は達成されたとも言えます。
ただその代償は大きく、“大阪の女性”という広範な層を敵に回してしまったこと。
開発現場でいうなら、「動作確認せずに機能リリースして大事故」みたいなもの。
ちゃんとチェックしてたら防げたかも…という点がもったいないですね。
次は、SNSや掲示板でのリアルな声をまとめます。
SNSで大炎上!大阪の女性たちのリアルな反応まとめ
SNSやネット掲示板では、この発言をめぐって批判と困惑の声が続出。
“ちょっとしたジョーク”では済まされなかったようです。
「本気で不快」「笑えない」──Xでの怒りの声
X(旧Twitter)では、「何様?」「見た目で判断するな」という怒りのコメントが相次ぎました。
「大阪の女性はブスばっかり?ふざけんな」
「大阪に住んでるけど、すっごく嫌な気分になった」
こうした声が次々と広がり、女性だけでなく男性からも「これはアウト」と指摘される展開に。
中には「なんで地元の女の人をディスるの?」と純粋な疑問の投稿も目立ちました。
ガールズちゃんねるに見る“女性たちの本音”
掲示板「ガールズちゃんねる」では、より赤裸々な反応が見られました。
「冗談のつもりでもムカつく」
「美人がどうとか、昭和で止まってる」
「選挙の場で言うことじゃない」
百田尚樹さんをもともと支持していた人からも、「さすがにこれは引いた」との声が上がっています。
“笑えるかどうか”の感覚は、時代や立場によって大きく変わっているようです。
では、なぜこうした発言が今、これほど問題視されるのか。
その背景にある“ルッキズム”の視点で見ていきます。
ルッキズムに無自覚?政治家の発言としての重大な問題点
ルッキズムとは、容姿によって人の価値を判断する考え方のこと。
この発言が炎上した背景には、まさにその問題が横たわっています。
容姿を笑いに変える“価値観のズレ”とは
昭和・平成では、見た目いじりも笑いの一部として許容されてきた側面があります。
でも今は、容姿に触れること自体が「センシティブな問題」として扱われる時代。
百田尚樹さんのような世代にとっては、軽口のつもりでも、今の若い世代には“ハラスメント”として受け取られることも多いです。
現場の感覚で言うなら、「古い設計思想で今のシステムにパッチ当てようとしてバグる」ようなもの。
環境に合わせて価値観もアップデートしていく必要がありますね。
公的立場でのルッキズムがもたらす信頼崩壊
特に問題なのは、百田尚樹さんが政党の代表という“公の立場”で発言したこと。
これは「個人のジョーク」では済まされません。
支持者の中には、「あのくらい言ってくれた方がスカッとする」という人もいるかもしれません。
ですが、公共の場では“どんな人が聞いても不快にならない”配慮が求められます。
では、なぜ百田尚樹さんはこのタイミングでそんな発言を?
その裏には選挙戦略的な狙いもあるのかもしれません。
なぜこのタイミングで?発言の裏にある選挙戦略を読み解く
わざわざ炎上しそうなことを、なぜ今、しかも選挙期間中に言ったのか?
そこに「戦略的な意図があったのでは」と見る声もあります。
大阪票を捨てたのか?選挙戦術の意外な構図
この発言、どう考えても“大阪の女性票”は捨てにいってます。
一方で、百田尚樹さんを「歯に衣着せぬキャラ」として好む層には、むしろウケがよかった可能性も。
つまり、炎上しても話題になれば勝ち。
“好きか嫌いか、どっちでもいいから注目してくれ”というタイプの選挙戦術に見えなくもありません。
支持層の“身内ネタ”と自虐で得ようとした効果とは
また、自虐ネタを挟むことで“親近感”を演出しようとしたのかもしれません。
関西人にとって「うちらブスやからな〜」は、ある種の定番ネタです。
ただそれも、聞く相手が納得していればこそ成立する話。
広く拡散される現代では、相手の“許容範囲”を見誤ると痛い目にあいます。