福間香奈・女流六冠のwiki経歴まとめ!

将棋界のトップを走る福間香奈さん。
「女流六冠」なんて肩書き、ちょっと聞いただけでもすごさが伝わりますよね。
でも、それだけじゃなくて──
その裏には、地方出身の一人の少女が、努力と才能でのし上がってきた壮大な物語があるんです。
まずは、そんな福間さんの基本プロフィールからチェックしていきましょう。
出身地・誕生日など基本プロフィール
福間香奈さんは、1992年3月2日生まれ。
島根県出雲市の出身です。
この「出雲の地」から、後に“出雲のイナズマ”なんて異名で呼ばれるようになるんだから、ちょっと出来すぎな話ですよね。
将棋との出会いは6歳。
そしてなんと、12歳でプロ入り。
このスピード感、まさに電光石火。
さらに驚くのが、妹の川又咲紀さんも女流棋士。
将棋一家って、アニメの設定かと思いましたよ。
ちなみに現在は、清麗・女王・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花と、6つものタイトルを同時に持っている状態。
こんな方、他にいません。
ここでちょっと、40代エンジニア的な感想を一つ。
若い頃って、夜中までコード書いて、朝の始発で会社行ってたな…と。
福間さんの「12歳でプロ」という話を聞くと、その頃の自分の“熱”を思い出すんですよね。
努力の天才って、共通して“やると決めたら止まらない”んです。
あと、出雲出身ってのも個人的にグッときます。
地方から全国へ出るハードル、めっちゃ分かります。
東京じゃなくても、成功できる。
福間香奈さんは、その希望の星でもありますね。
出身小学校・中学校・高校
出身は島根県出雲市。
通っていたのは地元の小学校と中学校。
学生時代は学校の勉強と将棋を両立する生活だったそうです。
中学の頃にはすでに将棋の実力が全国レベルに。
すでに女流棋士として頭角を現しており、地元では“将棋少女”として有名だったとか。
高校は、通信制のクラーク記念国際高等学校に進学。
全国各地に校舎がある、学びの柔軟性に優れた学校です。
ここを選んだ理由はやっぱり、将棋との両立。
対局や移動が多く、普通の高校生活では追いつかない。
でも、福間さんは「どちらも大切」と語っていたそうです。
僕のまわりのエンジニア仲間にも、通信制や独学でスキルを磨いた人が多いんですよね。
“型にはまらない道”を選ぶって、結果が出ると一気に評価が変わる。
福間さんもまさにそのパターン。
周囲が制服で登校している中、一人違う道を行く覚悟って、想像以上にしんどいはずです。
次は、そんな福間さんがさらに高みを目指して挑戦した「プロ編入試験」についてご紹介します!
福間香奈のプロ編入試験とは?
福間香奈さんは現在「女流棋士」ですが、実は“棋士”という資格とは別モノ。
「女流棋士=プロ」ではあるけど、「男性と同じ土俵の棋士」には別の制度が必要なんです。
受験資格を得た経緯と試験結果
福間香奈さんがプロ棋士(四段)になるために必要なのが「棋士編入試験」。
これは、将棋界でも限られた人だけが受けられる狭き門。
過去5局で一定の成績(例:3勝以上)を収めると、受験資格が得られます。
福間さんは2020年に1度目の受験に挑戦し、その後2025年にも再び資格を取得しました。
でも、受験には簡単に踏み切れなかったんです。
ちょうどその時期は出産・育児の真っ只中。
試験と育児の両立って、想像以上に大変ですよね。
対局は1日がかり、終電コースも多い。
そんな中で受験に挑戦する福間さんの姿は、まさに「戦うお母さん」。
エンジニア界隈で言えば、育児中に資格試験や大型プロジェクトに挑むようなもの。
技術職って、復帰もブランクも命取りになる場合が多いんですよ。
だからこそ、育児とキャリアを両立して挑戦する福間さんは、本当にすごい。
さて、そんな福間香奈さんのプライベート──
次は、夫との関係や子育てライフを覗いていきましょう。
福間香奈の結婚相手と子育てライフ
タイトル戦の合間をぬって子育て。
聞いただけで、めまぐるしい日々が想像できます。
ここでは、福間香奈さんの家庭のこと、旦那さんのことを紹介していきます。
夫・福間健太さんはどんな人?
お相手は、福間健太さん。
元奨励会三段、現在はアマチュア強豪として活躍中です。
将棋教室を開くほどの実力者でありながら、裏方に徹して福間香奈さんを支える存在。
まさに“参謀役”。
2023年に結婚し、翌年には第一子を出産。
家庭ではパパとしても大活躍中。
一歩引いて支える旦那さんって、僕の周りにはあまりいないけど……
これが「共働き成功夫婦」の理想型かも、なんて思ったりします。
技術者同士の夫婦って、互いに得意分野を理解してるから、協力しやすいんですよね。
出産エピソードと仕事復帰までの道のり
2024年12月に男の子を出産。
その後、なんと半年足らずで復帰。
その間にも「タイトルは返上すべき?」という議論にさらされます。
将棋連盟のルールがまだ育児と両立する前提になっていない中で、正面から問題提起をしたのは大きな一歩でした。
自分も育休を取った経験があるんですが、復帰後の「空気感」ってやっぱり独特。
職場が変わったように感じるし、自分の感覚も少しズレてる。
そこを乗り越えて、再び女流六冠へ返り咲いた福間さんは、ただただ尊敬です。
そんな福間さん、今は将棋だけでなく“教える側”にも力を入れているんですよ。
現在の活動と女流六冠としての挑戦
将棋盤の前に座るだけが、棋士じゃない。
福間香奈さんは、今「伝える」活動にも力を入れています。
将棋教室の開講と子どもたちとの交流
福間香奈さんと福間健太さん夫妻は、2025年夏に「大東こども将棋塾」を開講。
大阪・大東市で行われているこの教室は、少人数制で、きめ細やかな指導が評判。
奈良・京都・島根からも子どもが集まるほど人気だそうです。
福間さんいわく、
「子どもたちの目線に立つことで、自分の将棋観も広がる」んだとか。
ちなみに教室の運営は午後1時からの3時間制。
地方からの参加もできるよう、配慮された時間設定になっているのがポイント。
教育にもソフトウェアにも共通するのが、“設計の思想”。
ユーザー(子ども)の立場になって考えるって、大人でもなかなか難しいことです。
今後の目標と将棋界へのメッセージ
福間香奈さんは、今後も女流棋士としてトップを目指すと同時に、
将棋界全体のルールや価値観にも「風穴を開けたい」と考えているようです。
出産や育児によってキャリアが止まるのではなく、
“再スタートを切るきっかけ”になるような将棋界に──
その願いは、多くの女性プロに勇気を与えるものだと思います。
エンジニア視点でも思うのは、業界が変わるのはいつも“現場の声”から。
福間香奈さんが変革の先陣を切っていることに、拍手を送りたいです。
