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【何者?】薛剣(せつけん)・駐大阪総領事のwiki経歴!高市発言炎上の真相に迫る

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目次

薛剣(せつけん)とは何者?中国・駐大阪総領事の経歴とプロフィール

中国駐大阪総領事として注目されている薛剣(せつけん)さんは、外交の舞台で長く活動してきたベテランです。
ただ、その“ベテランっぷり”が今ではちょっとした騒動の火種にもなっているわけですが……。

 

薛剣さんは1963年生まれで、中国の名門・北京大学を卒業しています。
その後、中国外交部(外務省)に入り、アフリカやアジア地域を中心に、さまざまな国での外交経験を積んできました。

 

個人的に感じたのは、技術系の世界でも「現場をたくさん経験した人」が一番手強いということ。
薛剣さんもまさにそのタイプで、現場感覚をフル活用して、口も手も早い印象を受けます。
外交の世界で「発言が攻撃的」と評されるのも、現場主義の裏返しかもしれません。

 

2019年から大阪に赴任しており、現在も中国側の「顔」として活動しています。
いわゆる“在外公館のリーダー”として、中国国内の意見をダイレクトに日本に伝える立場です。

 

また、薛剣さんは単なる役人タイプというより、「戦うタイプの外交官」として知られています。
彼の過去の発言からも分かる通り、攻めの姿勢が際立っています。

高市早苗首相への発言が炎上!SNSでの投稿内容とその後の対応

薛剣さんの名が一気にネット上で拡散されたのは、2025年11月。
X(旧Twitter)に投稿された、あるセンセーショナルな一言がきっかけでした。

 

その内容は、高市早苗首相の「台湾有事は日本の有事でもある」とする発言に対し、
「その首を斬ってやる」と言い放つものでした。
投稿は短く、絵文字などの装飾もなく、妙にリアルな迫力を感じさせる文面でした。

 

この発言、筆者のような技術屋目線で言うと「例外処理ぶっ飛ばして、直接エラー落ち」みたいなもの。
通常の外交官が使うような言葉のフィルターをすっ飛ばして、いきなり危険領域に突っ込んだ感があります。
発言内容は日本国内で即炎上し、松原仁議員らが「殺害予告に等しい」として政府に追及を求める展開になりました。

 

ただし、この投稿は数時間後には削除されています。
とはいえネット民のスクショ文化をなめてはいけません。
あっという間に拡散され、投稿の内容は“証拠付き”で出回ることに。

 

さらに不思議だったのは、中国側から明確な説明も釈明もなかったこと。
外交官がこうした過激な投稿をした場合、一般的には「個人の見解ではない」とか「誤解を招いた」みたいなテンプレ釈明があるものですが、それすら見当たりませんでした。

 

ちなみに、筆者のSE仲間からも「中国、デプロイ前にチェックしなかったのかよ」って冗談交じりの声が出てました。
あれはまさに、危機管理のバグですね。

 

薛剣の発言はウィーン条約違反?外交官の立場と限界とは

「首を斬る」なんて物騒なフレーズを、外国の総領事が公然と使ったらどうなるのか?
この疑問は、実は国際法にしっかり引っかかる話なんです。

 

外交官の行動には、ウィーン条約という国際ルールがあります。
正式には「外交関係に関するウィーン条約(1961年)」といい、外交官は受け入れ国の内政に干渉してはいけない、というのが大前提です。

 

薛剣さんの発言が「高市首相の政治的立場への直接的な攻撃」とみなされるなら、これは条約違反と捉えられても不思議ではありません。
実際、松原仁議員も国会でこの点を強く指摘していました。

 

技術屋的に言えば、これは「API仕様を無視してサーバーに変なリクエスト送った」みたいなもの。
やっちゃいけないって最初に書いてあるのに、あえてそれを破る。
仕様違反=即バグ報告レベルの話です。

 

また、日本政府は公式に「極めて遺憾」と表明していますが、それ以上の処置(例:追放など)は現時点で取られていません。
中国側も何も言ってこないので、にらみ合い状態が続いている印象です。

 

ただ、外交の世界では「何も言わない」が一番不気味です。
静かな水面ほど、底で何かがうごめいているものです。

 

「ペルソナ・ノン・グラータ」とは?追放される可能性を解説

今回のような発言が外交上どれほどマズいのか──その答えとして浮上するのが「ペルソナ・ノン・グラータ」というキーワードです。
これはラテン語で「好ましからざる人物」という意味。要するに「この国にはもう来るな」宣言です。

 

ウィーン条約では、受け入れ国が「この人はもう無理」と判断した外交官を、理由を告げずに追放できるルールがあります。
これがペルソナ・ノン・グラータ。実際、過去にも各国で何度も適用された事例があります。

 

薛剣さんの場合、日本政府がこの措置を取るかどうかが焦点です。
ただし、実務的にはハードルが高く、日中関係全体に影響を与えるカードなので、そう簡単には切られません。

 

たとえるなら、これは「社内で問題を起こした外注さんを出禁にする」ようなもの。
現場の空気が最悪でも、プロジェクト全体の事情を考えて「我慢」することもあります。
まさにその状態です。

 

ただし、問題発言が繰り返されたり、外交的な摩擦がさらに高まれば、ペルソナ・ノン・グラータ適用も現実味を帯びてきます。
一部では「岸田政権は慎重すぎる」といった批判も出ているようです。

 

薛剣さんがこのまま大阪に残るのか、それとも“フェードアウト”していくのか──
今後の日本と中国の関係を占う、静かな焦点となりそうです。

 

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