藤めぐみの経歴：参政党・神谷宗幣と同級生だった学生時代
藤めぐみさんは、関西大学法科大学院に在学中、後に参政党の顔となる神谷宗幣さんと同級生でした。
二人は同じ教室で学んだ仲ですが、エピソードはかなりユニーク。
藤めぐみさんのnoteによれば、重要な人権論の授業中、神谷さんはうたた寝をしていたとか。
これはSNSでも話題になり、「神谷くんが寝ていただけです」というフレーズが一人歩きするほど。
僕の知る限り、法律や政治の世界では「教室の外での行動」よりも「教室の中での一瞬」が印象を左右することが多いです。システムエンジニアとしてプロジェクト現場を見ていても、会議中の態度や一言が何年も後まで語られることってあります。人って、本質的にそういう場面を強く記憶するんですよね。
藤めぐみさんの場合、この出来事を単なる笑い話ではなく、人権というテーマの重さと、それを軽んじる空気へのアンチテーゼとして語っています。ユーモアを交えつつも、社会のあり方に疑問を投げかける視点があるんです。
藤めぐみのwiki風プロフィールと学歴まとめ
藤めぐみさんは1974年、オーストラリア・シドニーで生まれ、大阪府で育ちました。
大阪大学文学部を卒業後、さらに関西大学法科大学院へと進学。文学から法律へのシフトは珍しいですが、この選択には人権や社会制度に対する関心があったようです。
学生時代の藤めぐみさんは、単に教科書をなぞるだけではなく、現場感覚を大事にしていた印象があります。学びと実務をどう結びつけるか、というのはどんな世界でも似た課題。設計書の理論と現場の仕様変更のギャップに何度も苦しむあの感じです。藤めぐみさんは、法科大学院でもそのギャップを埋めることを意識していたように見えます。
学歴の道のりは、のちの活動のベースとなり、政治・法律・行政をまたいだ視野を形作ることになります。
次は、その視野をどうLGBT支援の活動へとつなげていったのかを見ていきましょう。
LGBT支援の活動とレインボーフォスターケア設立までの経緯
2013年、藤めぐみさんは「レインボーフォスターケア」という団体を立ち上げます。
これはLGBTと社会的養護（特に里親制度や児童養護施設）の課題に取り組む団体で、2015年に法人化。団体設立のきっかけは、性的マイノリティの子どもたちが安心して暮らせる環境があまりにも不足していた現実でした。
システムエンジニア目線で見ると、この活動は「社会システムのバグ修正」に似ています。現状の制度が特定の条件下で正しく動作しないなら、仕様変更やパッチを当てる必要がある。それを法律や制度の世界でやっているのが藤めぐみさんなんです。
設立当初から、国内外の会議や講演に招かれ、LGBT当事者の声を制度に反映させるための提言を重ねてきました。次は、その中でも特に注目された「里親制度改革」について見ていきます。
里親制度改革への取り組みと全国への広がり
藤めぐみさんの功績のひとつに、同性カップルが里親として認定される道を開いたことがあります。
この制度改革は、一部の自治体だけでなく全国的な制度改善へとつながり、厚労省からも通知が出されるほどの影響を与えました。
また、児童養護施設での性的マイノリティ児童の調査も実施し、現場の実態をデータとして可視化。これが法改正や行政指針の改善へとつながっています。
次は、そんな藤めぐみさんの活動を支える思想、「人権ファースト」について見ていきます。
「人権ファースト」を掲げる背景と思想
藤めぐみさんが「人権ファースト」とプロフィールに書く背景には、法科大学院での人権論の授業があります。
その中で「人権とは、自分が嫌いな人にも与えられるもの」という講義に衝撃を受けたことを、noteで語っています。
この言葉、現場でも強く共感します。システム開発では「嫌いなコード」や「面倒な仕様」でも、全体最適のためには切り捨てられないものがあります。社会における人権も似た構造で、自分が好まない人や考え方にも適用されるからこそ「人権」なんですよね。
また、藤めぐみさんは「日本人ファースト」的な排外思想を批判し、普遍的な人権の重要性を発信しています。その姿勢は、賛否両論を呼びながらも、多くの議論を生み出し続けています。